医師夫婦の2人目子育て:核家族で考える注意点と対策

医師夫婦の2人目子育て:核家族で考える注意点と対策 家庭・育児と仕事の両立

はじめに:核家族化と少子化の背景

近年、少子化の原因の一つとして核家族化が挙げられています。かつては祖父母が同居し、授乳以外の子育てや家事、朝夕の送り迎えをサポートしてくれたため、親の負担が軽減されていました。しかし、現代の日本では、地域のつながりが薄れ、核家族が増加。医師夫婦の共働き家庭では、両親が遠方にいるケースが多く、気軽な支援が得られません。この記事では、人生実験室として、医師夫婦の筆者が2人目の子育てで経験した注意点と対策を、家庭・育児と仕事の両立の視点から解説します。子育てを検討中のご夫婦に役立つヒントをお届けします。

医師夫婦の2人目子育て:私たちの状況

私たち夫婦は共働きの医師で、両親が遠方のため支援が得られにくい状況です。現在2人の子供を育てており、夫側(私)が非常勤勤務やマイクロ法人を活用して子育てに合わせた働き方を選択。妻はオンコールを含む常勤勤務を続けています。このような核家族で2人目を迎える際の注意点を、医師視点でまとめます。

2人目子育ての注意点1: 産褥期のワンオペ対策

2人目の産褥期は、ケアを要する対象が新生児・妻だけでなく、イヤイヤ期真っ盛りの上の子も含みます。私たちの場合、妻は超急性期(出産直後)を産後施設で1週間過ごしました。その間、1人目の子供を夫1人で面倒を見るワンオペ状態に。1人目からママっ子にならないよう、普段から父親の当事者意識を高める子育てが重要です。私の場合、1人目から積極的に関わり、ワンオペを乗り切れました。仕事の時間は筆者の方が長かったものの、休みの日や少し空いた時間があれば週に数回は必ずどこかに連れて行っていました。

対策として、産前の入院も含め1週間以上のワンオペを想定し、準備を。夫婦で話し合い、家事のマイルールを擦り合わせましょう。妻の几帳面さに対し、私の掃除嫌いを事前に許容してもらい、不十分な家事でもOKにしました。

注意点2: 勤務調整と夫の役割

2人目が産まれる頃、私は常勤勤務でしたが、安定期から上司や関連職種に協力依頼をし、数週間は外来日以外を時短勤務や有休消化に。送り迎え、ご飯準備を担いました。医師の仕事は自己犠牲的ですが、家族のためにも調整を。

注意点3: 上の子のイヤイヤ期・赤ちゃん返り

新生児期が終わっても、上の子のイヤイヤ期と乳児の入浴・寝かしつけなど大変なことが目白押しです。私たちの結論は「自宅に大人が2人必要」。夫の非常勤勤務で夕以降の時間を確保し、思わぬ事故に会わないよう努めました。核家族では、夫婦の協力が鍵です。

おわりに:夫婦関係を強める子育て

核家族の医師夫婦で2人目を迎えるのは大変ですが、事前の話し合いと勤務調整で乗り切れます。とはいえどちらかが勤務調整をしないと夫婦関係は悪くなりそうなので、勤務調整ができなさそうな夫婦は大人しくどちらかの両親の近くに住むようにしましょう!

私たちの経験が参考になれば幸いです。あなたの2人目子育ての工夫や3人目以降の大変なことは?コメントでシェアしてください!

参考文献:
厚生労働省:少子化対策
こども家庭庁:産後ケア事業について

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